トマトダイエットはリコピンや13-oxo-9の働きが肥満予防と美容に効果アリ
バナナマンの日村さんが試したことで一躍有名になったトマトダイエット。とは、いっても、彼のその後の姿を見ると、トマトダイエットのマイナスイメージを高めていると言えなくもないですが(笑)
トマトダイエットに挑戦した日村さんの健康状態
トマトダイエットといえば、夜スリムトマ美ちゃんなどのダイエット製品も発売されている人気のダイエット法です。ブームの火付け役はTV番組の「とんねるずのみなさんのおかげでした」で、日村さんがチャレンジしたことでした。
番組はまず、血圧200超えの日村さんの健康診断からスタート。当時の日村さんの診断結果は、
身長:172cm
体重:90.3kg
体脂肪率:29.1%
B:103
W:110
H:103
血圧上:210
血圧下:132
と、いう見事な結果。(BWH の数字からボディをイメージしてみてください、、)身長から算出されるどの数値も標準値をかなりオーバーしていました。診断した東京医科大学茨城医療センター循環器内科の大久保 信司教授からは、
「長期に渡り血圧が高いままの状態が続くことは健康上よくありません」とのアドバイスを頂くことに。でも番組的に日村さんは、トマトダイエットのモニターとしては最高の適任者だったのかも。
みなさんのおかげでした、でのトマトダイエットはトマトを毎日6個食べるという内容ですが、それまでの日村さんの食生活を振り返ると、朝抜きの身体に昼からカツ丼やピザを流し込み、夜中には焼肉弁当、寿司20貫、ラーメン etc
総カロリー占めて 6100kcal 。
この生活を365日。真似できますか?
食べすぎというか病的というか、危ないですよね。
そんな日村さんのトマトダイエットの結果は見事12kgの体重減に成功でした。途中、停滞期はありましたがまずまずの結果といえるでしょう。体脂肪と血圧に関しては多少の改善にとどまったので、そのあたりは今後の課題として。
トマトダイエットの効果とメカニズム
さて、そんなトマトを使ったダイエットですが、トマトのどんな働きを活用したダイエット法なのでしょうか。トマトの成分にはさまざまな良い点がありますが、ダイエットなので当然、健康に関係します。だからできれば信頼性の高い情報を知っておきたいところです。
ということを考えると京都大学からの発表が参考になると思います。京大はトマトから脂肪肝や高中性脂肪血症などの、脂質代謝異常の改善に有効な新規成分「13-oxo-9,11-octadecadienoic acid (13-oxo-ODA)」を発見しました。
トマトにはこれまでも、カロテンやリコピンなどの成分の働きが認められていましたが、これらの成分は主に抗酸化作用や血流・生活習慣病の改善を見込むものでした。
でもこの新成分 13-oxo-9 は、高脂肪食による血中や肝臓中の中性脂肪量の上昇を抑制するものなのです。
トマトダイエットで結果を出した芸能人
京都大学の発表からトマトをベースとしたダイエット製品がいくつか発売され始めました。そして野菜ベースのダイエット法なので身体に優しいことや、芸能人にも愛用者や実践者が多いことから一気にブーム到来。
有名な方達では、ジャガー横田さんや小森純さん、釈由美子さんや板橋瑠美さんなどが痩せ結果を出しましたね。
ダイエット効果という意味では 13-oxo-9 の働きだけでなく、もちろんリコピンを摂取することでも肥満予防や美肌効果が見込めます。こうしてトマトダイエットの総合的な効果を考えると男性より女性向のダイエットかもしれません。
ちなみにリコピンをトマトの以外の食品で探した場合、野菜だとナスやピーマン、果物ではスイカやパパイヤ、サクランボ、プラムなどに含まれています。それでも効率よく摂取しようと思ったらやっぱりトマトが一番です。
今日の一言
いろんなことに言えますが、ダイエットのモチベーションが一番高いのは始めた時です。そしてある程度、結果が出てきてそれから維持していくときが結構キツイ時期。停滞期ではなく維持する期間というか。でもその期間を乗り切ればまったく気にならない時期が必ず来ます。それがいつなのかは人それぞれ。諦めずに頑張りましょう!