徳井の低炭水化物ダイエットから学ぶメリットとデメリット
チュートリアルの徳井義実さんが、自身の番組のためにダイエットに挑戦しましたね。目的は彼がモデルのアンダーウェアのショーに出演するためらしいです。結果は・・・
見事成功!2ヶ月で、
・体重マイナス 10.8キロ
・体脂肪マイナス 14.8%
・ウエストマイナス 17.8センチ
を、達成して見事に引き締まった腹筋を見せてくれました。
before
after
wonderful!
意外と着やせしてたんですね・・・
ただし今回のダイエットは相当ヘビーな内容だったようで、徳井さんのコメントは、「おそらくこれ以上の筋トレも、これ以上の食事制限もないと思います。たぶんこれ以上は考えられないです」などとアピールしてました。
ここはプロならボケましょうよ(笑)
あとはリバウンドに気をつけなくちゃですね。
今回、彼が取り組んだダイエット法は炭水化物抜きダイエットです。別名、「低炭水化物ダイエット」と、呼ばれるこのダイエットですが、やり方はいたって簡単。普段の食事から炭水化物を極端に減らすことで、血糖値及びインスリンをコントロールする。それにより減量や体質改善を狙うって訳です。
ところで炭水化物を多く含む食品ってご存知でしょうか?いろいろありますが、
・コーンフレーク
・そうめん
・スパゲティ
・インスタントラーメン
・砂糖
などが高いのはもちろんのこと、スナック菓子は全般的に炭水化物の含有量がとにかく高い!
そんな低炭水化物ダイエットですが、理論的には相当な痩せ効果が期待できるダイエット法のひとつです。だから正しくおこなえば、炭水化物中毒の改善、血糖値コントロール(糖尿病などの場合)などに役立ちます。
ただし過度なメニュー構成や急激なやり方は大きなダメージを伴います。
マジです。
危険をともないます。
正しい低炭水化物ダイエットに取り組みたいのなら炭水化物を控える代わりに、たとえば、
・タンパク質
・脂質
を中心としたり、野菜類も率先して摂るといった、できるだけ色々な食材をメニューに加えて、栄養のバランスが偏らないように注意することが大事なんです。
炭水化物抜きは、私も過去に実践して大変な目にあったことがあります。炭水化物をほぼ完全に抜いた生活を2~3週間続けたところ、体重はどんどん減りました。当時は肉抜きも並行して進めたもんだから効果は絶大。気づいたら体重は過去最低に。
私は(その時は)ただ嬉しくて、「低炭水化物ダイエットってメッチャ効果あるじゃん!」などと喜んでいました。でも、それから数日して異変を感じたんです。おかしいな~と思ったのは身体じゃなくて精神面でした。
あとから「精神的に不安定になる可能性がある」っていうデータがあることを知ったのですが、その通りになったんです。とにかく無性にイライラするんです。誰かの何気ない一言でムカついたり。他には集中力が続かなくて仕事がはかどらなかったり。
でも、それが低炭水化物ダイエットの影響だとは知りませんでした。体重は順調すぎるくらい減っているので、成功していると思っていたくらいですから。ただ、やっぱりパワーというか活力がみなぎらないんですよね。
で、「やっぱこのダイエット法は合わないなぁ」と思って少しずつ元の食生活に戻していきました。今思えばいい経験をしましたね。
試合前のボクサーって減量に減量を重ねてピリピリしているじゃないですか。傍から見たらおかしいくらいみんなの前で相手とにらみ合っちゃって。
あれ、究極に腹が減ると素であ~なっちゃうんだなって理解できましたね。エラそうに、「理解できる」なんつって、腹が減っているだけの自分を、プロのボクサーと
重ねる勇気もブログならではですかね・・・
あと本来、低炭水化物ダイエットは、かなりのおデブちゃんのために考案されたダイエット法です。具体的な例を出すと体重200kgオーバーの人とか。だからちょっとメタボ気味くらいの方が試すダイエット法ではないんですね。ましてや少し太っている程度の人向けじゃありません。
仮に取り組むとしてもそのあたりはよく理解しておきましょう。身体やメンタル面に想像以上のダメージがかかるダイエット法です。ここにいる身をもって体験した人が言うことなので間違いありません。
あと気を付けることは、「炭水化物を一切抜く」というダイエットじゃありませんからね。あくまで、「炭水化物を減らす」ダイエットです。ココ間違えないようにしましょう!